2008年11月26日

ハノイの処分場はどこか?




貿易大学の三年生の私はハノイには2年半も暮らしている。今のアパートは大学の近くにあるので、毎日アパートから大学まで1000メートルを15分で歩いている。「歩くの、いいじゃない?毎日自然に運動できて」と言われる度に、笑うだけで、何を言うべきなのか分からない。徒歩は本当に体にいいものであるが、毎日この通りを歩くのは、逆に、健康を破壊することである。

なぜかというと、そのように短い道にもゴミが非常に多く置いてあるから。想像以上のいろいろな種類のゴミが集まっている。しかし、一番多いのは建設ゴミである。両側にはどちらでもレンガや砂や小石などが置いてある。それだけでなく、時々、その大量的なゴミを拾い、どこかへ運んでいるハノイ環境衛生会社の大きなトラックも出ている。そのトラックがゴミを収集する時、ほこりが空気中にいっぱい舞い上がっている。

この道には二つの大学もあれば、歴史的な文化遺産のお寺もある。それで、この道をゴミを置き場、あるいは小さな集積場として使うのは少し変なのではないだろうか?最も不思議なのはそんな大きなトラックできちんと収集されても、ゴミ、特に建設ゴミがなかなか消え去っていないことである。この通りのような集積場ではないところにゴミがそんなに多い。では、本当の処分所にはゴミがどのぐらい多いのか?そもそも、ハノイの処分所はどこにあるのか?そう聞いてみて初めて、他の地域から来た私と同様、長い間ハノイに住んでいる人でもそんなことに詳しくないということが分かった。多くのハノイの人はゴミが郊外では収集されたり、処分されたり、処理されたりしていることだけは知っているようである。しかし、郊外のどこかはどうやら正確ではないようである。

新聞に乗った最近の調査結果によると、今のハノイでは9割の硬質ゴミは埋め立てられるそうである。それで、ハノイの毎日の消費率から見ると、決められた処分所のほとんどはもうすぐ無理になって、利用を続けることはできないという。一般ゴミと産業ゴミと医療ゴミで、ハノイのゴミ量は一日に全体2000トンにのぼっている。そのうちに都心のゴミ量が1368トンで、6.7割を占めているとのことである。収集処理能力を高めるために、いろいろ対策をとっていても、なかなか効果が出ていないらしい。政府の努力にもかかわらず、収集効率が7割しか占めなくて、リサイクルや再利用効率が約2割を占めているという。それで、郊外だけでなく、都心の市民が集まっている地域の近くにまでも自発的なゴミ集積場がたくさん出てきた。それらの自発的集積場のせいで、そこに住んでいる市民の生活環境も空気も悪くなっていて、少しずつ健康を蝕んでいるわけである。それに、埋め立てられたゴミのある地区では下水がだんだん汚染されてきたそうである。また、今のハノイの土地面積がますます縮小されているので、土地をゴミを埋め立てる場所として使うのは、経済的にはかなりもったいないのではないだろうか?

ほめ立てる方法のほかに、ゴミを燃やすという焼却の方法も利用されている。焼却は先進国で使用されている有効なゴミの処理技術だと考えられる。技術を買うための経費が高すぎるので、今のベトナム経済状態から見ると、ちょっと無理だとされている。でも、ほとんどのベトナム人は、焼却というのはどんな複雑な機械や施設も要らないで、屋外でそのままで燃やすことだそうである。それで、ベトナムでは皆自由にゴミを燃やしているらしい。その結果、もともとの焼却の目的と反対になって、大気がもっと汚染されている。

ハノイのゴミが大問題だということは誰も知っていると言える。しかし、政府も市民も十分な注意を払っていないと感じられる。市場経済化の下ではみんなが金銭的な問題にしか関心を持っていないといった理由がよく挙げられる。それは経済成長の反面なので、受け入れずにはいられないと思う。食べ物や衣服や生活に必要なものなどが足りないうちは、環境問題やゴミ問題など考えられないものだ。それで、国民をゴミ問題に関心を持たせるために、まず政府は国民の生活を豊かにしたり、充実させたりするべきだと思う。しかし、そう言ったら、国民がまったく環境問題に関心を払う必要がないというわけではない。もし、今のような大量廃棄社会を維持したら、自分の子孫の生活はどのようになるのだろうか。自分の子孫が受け継ぐすべての財産は大きなゴミ山かもしれない。このように、高度成長経済を得るために、一生懸命お金を稼ぐ貴重な時間をちょっと割いて、ゴミ問題の解決方法を考えてほしい。

posted by ノラ猫 at 02:23| Comment(1) | 作文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
スピーチコンテストではヒエンさんもゴミ問題を訴えていましたね。私が学生の頃は今ほど環境問題を考えることもありませんでしたが、今のうちから関心を持つことは大切だと思います。

それから、今回はゴミの量のところで具体的な数字が出てきたので、単純に「ゴミが多い」というより、ずっと説得力が出ましたね。

もし日本語の資料で同じように数字を探すのでしたら、「ごみ 統計」などと、自分の興味のある言葉に「統計」というキーワードを付けると検索しやすいですよ。

では!
Posted by 村上吉文 at 2008年11月26日 08:58
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