2009年03月17日

いたずらな論文

貿易大学の学食は今のままでよいか 

グエン・ティ・マイ・フオン


 
I、                      初めに 


  学食というものは大学に欠かせない施設だと言っても過言ではないと思う。学生たちとしては「学食は学生の腹の支えになっている」とか「学食=学生の生活の当たり前の一部」とユーモアをこめてよく言っている。大事な役割を果たす学食が一つある貿易大学も例外ではない。

しかし、学食は大学によって値段も食べ物の品質や種類なども違う。貿易大学の学生である私は、ほかの大学の学食で食べることもしばしばあるが、貿易大学の学食が一番いいと確信している。そう言っても、貿易大学の学食には長所ばかりがあるわけではない。

以下、ほかの大学の学食と比べることによって、貿易大学の学食の長所と短所を示そう。次に、「貿易大学の学食は今のままでいいのか」という質問を検討する。

  
II、                  
貿易大学の学食の長所と短所

II.1.施設

私の知る限りでは、貿易大学はハノイで一番小さな大学である。「知名度が高い反面、施設が惨め過ぎる」と考える学生は少なくないだろう。面積が限られて、学食を建てるのに使うスペースが小さかったせいか、工科大学とかハノイ大学などと比べて貿易大学の学食は小さくて、狭いし、テーブルも椅子も少ない。

午前や午後だったら、学食で勉強したり、友達とグループで話したりするのは、どんなことでものんびりできる。それに対して、正午ごろになると、そういうことは無理になるどころか、早く入らないと、空いている席は一つも残っていない。

また、夏になると、正午ごろの学食はとんでもない状況になってしまう。「本当に我慢できない。学食の中で食事をするのは、なべの中に座るような感じだ。「蒸し暑過ぎる」と文句して、「学食でなかったらどこでもいい」と考えて、他のところで食べることにする学生が多い。


 
II.. 食料の数量と品質

工科大学の学食は料理の品質というより数量に配慮していると感じられる。つまり、料理はあまりおいしくなく作られている代わりに、ご飯も料理も皿にたくさん盛られるのである。それに対して、貿易大学の学食で売っている料理はかなりおいしいと言ってもいいかもしれないが、ご飯は少ししか盛られない。食事中料理はまだ残っているが、ご飯がなくなったので、ストップするしかないという学生が多い。片付けられるのを待っている、コーナーに溜まった皿を見ると、ご飯が残った皿より料理が残った皿のほうがかなり多いと分かって来た。


 
II.. 食べ物の種類

メニューがあまり変わらない国家大学の学食と比べ、貿易大学の学食で作られる食事のメニューはよく変わっているようである。そして、季節の野菜や豚肉や卵や魚などがだいたい揃っているから、豊富だと言える。

しかし、ここには一つだけ短所がある。それは、スープである。水があふれていると感じられるほどたくさんあるが、その中に入れてある野菜が信じられないほど少ないという特徴を持っているせいか、「オーシャン・スープ」と呼ばれている。スープをほしがる人が非常に多いという背景には、「オーシャン・スープ」というものがすべての大学の学食の共通点であるという事実がある。そう分かっているが、変わってほしいと思う学生は結構いるだろう。変わったら、学食で食べる人数が増えるに違いない。


 
II.. 飲食の値段

経済大学や工科大学の学食で売っている皿は、一番安いのが8千ドンである。貿易大学のでは、それは1万ドン。毎日学食で食事する、寮に暮らす学生にとってはこの差は結構大きいと言われる。

ほかの例を見てみよう。貿易大学の門の近くで売っているミネラルウォーターの価格は一本3千ドンに決まっている。しかし、門から学食まで600メートルぐらいの道に沿って運ぶことに費やされる運賃と貿易大学の門を通る手続きの費用のせいか、ミネラルウォーターは学食では一本5千ドンも売っている。

これらの例から見ると、貿易大学の学食で売っている食品の価格は、ほかの大学や市場の値段と比べて、結構高いと言えるだろう。


 
II.5.職員の態度

ベトナムの職員は怖くて、嫌な顔をするとよく言われているようだ。駅や事務室やスーパーなどで働く職員は、誰でもそういう悪い態度を持っていると批判されているが、ベトナムの客は大体慣れている。貿易大学の学食で働く職員も例外ではない。もちろん、親切な人もいるが、客に対し、いやな態度で接する職員は少なくないだろう。料理を置いてあるところで料理を順番に選んでいるとき、よく言われる言葉は「早く選びなさい」とか「何にするの」などである。そのような悪い態度で扱われる客である学生にとっては、学食で食事するのは「しょうがない」最後の選択になるだろう。


 
III、               終わりに 


   本稿では、貿易大学の学食の長所と短所について考察した。その結果、今の学食は長所より短所のほうが多いということが分かって来た。
   しかしながら、貿易大学には学食というものが一つしかないので、学生にとっては、ほかの選択がない。言葉を変えれば、競争がないから、学食は大学で販売する食品の価格と種類などの独占している。それに、値段や客に対する態度を改善する必要性が見られないので、この学食はよくなる可能性がないかもしれない。改革しない限りは、どの年度の学生にとっても、学食はなかなか「しょうがない」選択であり続けるだろう。

このように、貿易大学の学生としては、「学食は今のままではあまり良くない。だから、学食が「しょうがない」選択ではなく、逆に学生たちの最高の選択になるように、学生の権利を考える学食へと脱皮してほしい」と強く主張したい。

 
posted by ノラ猫 at 12:59| ハノイ 🌁| Comment(2) | 論文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
面白い!
面白いだけではなくて、「形式をまねして、オリジナルの内容にする」というのは、語学の勉強としても、とても役に立ちますよ。
興味があったら「テンプレを利用した日本語教育」も見てください。
http://mongolia.seesaa.net/article/46004672.html

Posted by 村上吉文 at 2009年03月20日 08:20
僕の大学では、大きな食堂1つ、小さな食堂1つ、喫茶店が1つ、売店が1つあります。
あまりおいしくないけど、値段が安くて、早く料理が出てくる食堂。少し値段が高くて、料理が出てくるまでに時間がかかるけど、おいしくて、量が多い食堂などです。
今度、写真を送りますね〜
Posted by おじまふみひこ at 2009年03月24日 18:11
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